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Vリーグ天皇杯黒鷲旗その他
 

2010/11V・プレミアリーグ
レギュラーラウンド
12月25日(土)
14:00 春日井市総合体育館 愛知県春日井市鷹来町 4196番地3

豊田合成トレフェルサ
3 20 - 25
25 - 16
23 - 25
25 - 23
15 - 13
2
東レアローズ

レフト:岡本、井上
センター:川浦、丸山
オポジット:アンジェルコ
セッター:内山
リベロ:古賀

「やりました〜! やっぱり今年は愛知が強い!!」
名古屋グランパスのJリーグ優勝、中日ドラゴンズのセ・リーグ優勝などなど
明日の朝刊は、フィギュアスケートの浅田真央ちゃんの話題に持っていかれそうですが、トレフェルサも大事なクリスマスのホームゲームで頑張りました。

今日の舞台は、愛知県春日井市。ホワイトクリスマスになるかもと言われるほど冷え込みましたが、強い愛知を応援する熱気のせいで雪が降らなかったため、本物のサンタさんが会場に来ることができませんでした。代わりに、トレフェルサの選手たちから会場に足を運んでいただいた皆様にトレフェルサグッズの投げ込みを行いました。

そんな中、トレフェルサは東レアローズとの対戦となった。
スターティングメンバーは、レフトに岡本、井上、センターに川浦、丸山、オポジットにアンジェルコ、セッターに内山、リベロに古賀。

第1セット、序盤からトレフェルサのミスもあり2回の3連続得点を許してしまうなど苦しい立ち上がりとなった。それでも、アンジェルコ、井上のバックアタック等で必死に喰らいついていく。しかし、流れを掴むことができず20-25でこのセットを失った。

第2セット、序盤で丸山のサーブが効果的に機能しリズムに乗ると中盤では、アンジェルコ、井上のスパイク等で5連続得点を挙げ17-8とリードをした。このセット、相手も選手を次々に投入するが焼け石に水、25-16でセットを取った。

この試合、アンジェルコが本来の能力を存分に発揮した。特に第3セット、アタック決定率が一次は75%を超えた。日本でのプレーしかご存知ない方は、驚かれるだろうが、アンジェルコは、韓国Vリーグ2年連続MVP、所属チームで優勝を逃したのも昨シーズンのトレフェルサが久しぶりというから間違い無い。
しかし、勝負とは時に残酷なもの。終盤までリードしたトレフェルサであったが、23-20の場面で今シーズン、トレフェルサの武器ともいえる2枚代え(アンジェルコ、内山⇒松永、高橋幸)をするが逆に相手に5連続得点を許してしまい23-25でセットを失った。今シーズンここまで2枚代えが機能していただけに悔やまれる第3セットであった。

第4セット、アンジェルコの豪快なスパイク、川浦の粘り強いブロック、古賀のレシーブ等、素晴らしいプレーが多い中、正直、相手に救われたセットではないだろうか。終盤まで要所で自チームのミスからリズムに乗り切れないまま21-20。ここからトレフェルサが自ら決めたのは最後のアンジェルコのスパイクのみ。危なげない試合展開の中、25-23でセットを取った。

ここまでの危なげない試合展開は、第5セットへの演出だったのであろうか。この試合をご覧になった方は、まず「アンジェルコが…」と話されるであろう。
私もその一人ではあるが、また違った角度から見たときに背番号13番「岡本秀明」に感動した。何を隠そうが努力家である。足の手術を乗り越え、時に副キャプテンとしてキャプテンの森を支え、昨シーズンまで試合出場の多くはピンチサーバー、休みの日でも体育館でよく見る顔。そんな男が、この日は会場を一番沸かせた。
11-12とリードされた場面で、1枚で最高のブロック決定!試合を決定付ける1点となった。このプレーで流れはトレフェルサに4連続得点を挙げ、最後も岡本がスパイク決定。
15-13でこのセットを取りセットカウント3-2で勝利した。

試合後も岡本は「今日はチュクが頑張ってくれた」と自分の話になったのは3番目くらいであった。だからこそ、皆さんにご紹介したくなるのかもしれない。
また、この活躍に刺激を受ける選手も少なくないのではないだろうか。


今日のヒーローインタビューは、井上崇昭選手でした。
試合後「率直に勝てたことが嬉しい」とコメントをくれました。この選手についても話したいことは山のようにあるが今日はここまでに。

明日は、舞台を愛知県東海市(東海市民体育館)に移しJTサンダースとの対戦となる。
2010年最後の試合を最高の形で締めくくる為にも勝利を狙う。